心と体の処方箋

いつも繋がっている、心のこと、からだのこと、

私もしかして痛みを感じないようにしてる?

 

コロナあけたら不眠症になってしまうワケ

 

痛みがなかなかひかない時の秘密


わたしもしかして痛みを感じないようにしてる?

こんなことを思ったことがある方はいるでしょうか?

はっきり思うことはないかもしれませんが、うっすらと思う方はいるかも。

 

先日あるクライアント(患者様)さんとのセッション(施術)しているときふと

「わたし、もしかして痛みを感じないようにしてる?」

 

と聞かれたので、今日はこれを深堀りしてみようと思います。


目次

1、こころは過去と決意を記憶している

2、痛みを感じるのはどこ?

3、もしかして痛みを感じないようにしている?

 

4、何が本質的な問題か?


1、こころは過去と決意を記憶している

そうなんです。痛みを感じないように意識的にしてしまうことは

あることなのです。なにがそうさせてしまうのでしょうか?

 

それは過去とその過去の出来事からの決意にあります。

 

私たちは脅威から自分を守るために過去をデータにしています。そして、

自分にとって大きな経験は、その人に決意をもたらします。

 

例えば、「料理をしたら、まずいといわれた。」→私は料理をしない

 

という信念になるのです。

 

この信念が、感情をコントロールし、行動につなげています。

つまり、痛みを感じないようにしている方は

痛みを感じてはならない。痛みを感じるともっと私の価値がさがる。

 

などと過去のなんらかの経験の集積から決意していた可能性があります。

2、痛みを感じるのはどこ?

脳ですね。足じゃないのです。手じゃないのです。脳が感じて、これは痛みとして判断

してるのが本当なのです。

 

だから、痛み、我慢できますよね?

 

何かに集中しているときは、痛み感じにくかったりしますよね?

 

それは脳が違う作業に徹するためにそうした感覚を抑制するのです。

3、もしかして痛みを感じないようにしてる?

 だから、その決意から痛みを感じないようにする。

 ということはあるのです。

 

 そしてそれを繰り返せば、繰り返すほど、痛みを感じる機能を抑制することは

 

 あります。

4、何が本質的な問題か?

🔶痛みが感じないならいいじゃないか?

 

と思うかもしれません。でも実は痛みだけ麻酔のように

きれいに感じないようにするということはできないのです。

 

例えば、そのほかの体性感覚(体重がのってるなあ、という感覚とか、筋肉の感覚)も

感じにくいものにしている可能性があります。

 

多くの場合、そのような方は、非常に体が硬く、こわばった状態にあることが多いです。

 

でも、痛くないのです。

 

🔶心にも目を向ける

 痛みを感じないようにする。という強い決意はそのほかのたくさんのブレーキとなっている可能性もあります

 幸せにならなくていいとか、

 我慢すればいいとか。

 

 自分で自分にかけた束縛の言葉を解いていく。

 

 それは体だけでなく、自由な生き方につながっているのです。

 

 体だけ見ていても、本質にはつながりません。からだとこころ両方大事。

そう思っています。

 

 最後までみていただきありがとうございました。


コロナあけたら不眠症になってしまうワケ

コロナでの自粛があけ、どうお過ごしでしょうか?

先日、コロナ自粛が開けそうなときくらいから夜中に起きるようになってしまった、、、

 

とのお悩みをいただきましたので、これについて少し詳しく説明してみようと思います!


目次

1、              コロナ自粛で体に何が起こっているか?

2、              自粛があけるときに起きやすい心の罠!

3、              なぜ、不眠症になってしまうか?

 

4、              コロナあけの不眠症を解消していくために


1、コロナ自粛で体に何が起こっているのか?

2カ月以上にわたる自粛生活で体に何が起こっているのでしょう?

 

 私たちの体には適応するという機能があります。

 家の中での巣ごもり生活。

 

 この2カ月かけて私たちの体はその生活にしっかり順応しました。

 その生活が嫌で嫌で仕方なかった人も、謳歌した人も、

 

 皆、多かれ少なかれ、その運動量や、生活のリズム、サイクルに慣れていったのです。

2、自粛があけるときにおきやすい心の罠

さあ、自粛があけるぞ!久しぶりの開放感!

真っ先に浮かぶのはそんな気持ちかもしれません。

 

だけど、ここに罠があるのです。

 

私たちの本能は、新しい環境に挑むことを好みません。

自粛があける!でも不安はありませんか?

今までどうりできるだろうか?あの生活に戻れるだろうか?

 

あるいは、今心に思い描いているやりたいこと、新しい目標

できるだろうか?

 

 

新しい環境に向かうとき、必ずあるブレーキを私たちは無意識に踏んでしまいます。

3、なぜ不眠症になってしまうか?

自粛生活にしっかり心も身体も慣れました。もう、これは事実です。

 

いまからは新しい生活。

 

もともとあった習慣に戻るとおもっているかもしれませんが、

それは違うのです。

 

もう一度慣らしていくのです。

先ほども言ったように本能では新しい環境に挑むことを避けようとします。

ですから、頭ではもともとの生活に戻るつもりでも、心と体は新しい挑戦(おおげさに聞こえるかもしれませんが、、)

 

さあいくぞ!と心も身体も興奮させています。

そうすると、その見えない無意識の興奮状態が、

寝るときになってもうまく切り替わらず、3時間ほどたったら、なんか起きてしまうな、、、、

 

となってしまうのです。

4、コロナあけの不眠症を解消していくために

🔶 まずもう一度慣らしていく必要があるのだと理解すること

 

 もといたところに戻るのではなく、

 もう一度慣らしていく必要があることを意識できると思考は変わってきます。

 

 明らかにこの2カ月で少なくなった活動量を上げていくことになるのだから、

 少しずつでもリズムを合わしていこうとか、起きる時間を変えようとか

 具体的な行動も変わってくるでしょう。

 あるいは、きっと疲れているはずだから、すこしゆっくりとお風呂につかろうなど、

 また新しい変化に対応しようとする自分をねぎらうことができるかもしれません。

 

 そのこころの姿勢があるだけでも、心の状態と体の状態が一致していき、

 新たな環境に早く適応していけるのです。

 

🔶 あけてからやりたいこと、新しい目標などを書き出してみる

 

 ボヤ―っとしたイメージは気分だけが高揚するだけで、

 なんの体の準備も心の準備もしてはくれません。

 

 これから自粛があけます。

 

 じゃあこれやりたい!あれやりたいを具体的に書いてみてください。

 イメージがはっきりし、そこに向かいたいという感情が動くと

 人の体はそこに向かって準備を始めます。

 具体的な行動がスタートするはるか前から私たちのここともからだも

 その準備をしているのです。

 せひこの作用をうまく使って、自分の生活を整えることにつかっていただけたらと思います。

 

 

 最後までみていただきありがとうございました!


痛みが引かない時の秘密

どこかで治療してもらっているのに、痛みがなかなかひかない。

 

日によっては増強することがある。そんなことを経験したことありませんか?

 

そんな時、チェックしてみたほうがいいことがあります。


目次

1、痛みが会社でだけ出てくる人

2、ストレスと痛みの関係

3、思考と痛み

 

4、社会を痛みなく生き抜くために


1、痛みが会社だけで出てくる人

痛みがなかなかひかないとき、

 

今の自分にとって何かストレスを感じているできごとはあるかふりかえってみるといいです。

 

なぜなら、からだが良くなってきていても、根本的なストレス原因があるとき、

どうしても筋肉の硬直などは起こってしまうからです。

 

 

例えば、このような方がいました。痛みがさらに強くなったとのことだったのですが、

よくよくお話しを聞くと、ついこの間職場が新しい部署になり、

そこの上司にひどく怒られ、それ以来仕事場に行くのが非常にストレスを感じているとのことでした。

2、ストレスと痛みの関係

 

ストレスとは危機に対しての防御的な反応です。

 

その方は、上司に怒られるという経験から、その状況に危機を感じ、体は逃げようとこわばったのです。

しかし、実際に逃げることは難しく、むしろ次の日もまた次の日もその上司と顔を合わさなければいけません。

そのたびに体はわずかながらも硬直し、力がはいってしまいます。

しまいには、その反応が当たり前になってしまい、やがて脳の方が何かおかしいと痛みを発したのでした。

 

3、思考と痛み

 

そうなってくると考えるだけで、痛みを感じるということもでてきます。

しかし、そんなことは思いもしません。なかなかひかない痛み、、むしろ前より痛くなった気さえしてくるのです。

 

だから、まず自分の感じているストレスは何かあるだろうか?

と自問してみることは非常に大事だと言えます。

 

4、社会を痛みなく生き抜くために

実は、ああそうかもしれないと、

ストレス要因に気づくことができるとそれだけで痛みは減少します。

 

なぜなら、一番痛みを感じるのは、何が原因かわからない時だからです。

真っ暗闇の中進むが一番怖いように、わからないということは感覚を鋭敏にさせ、必要以上の痛みを感知させてしまいます。

 

だからまず自分に振り返ってみることは大切なのです。

 

では、どのようにして振り返るとよいでしょうか?

 

🔶自由にノートに書く

 頭で思い描くだけではダメなのです。

なぜならそれは、本当の意味で客観化できないからです。

頭で思い描いた文字は見えません。見えるからこそ僕たちは客観視することができます。

 

だから、ノートに書くのです。ぜひまずは自由に書いてみてください。

頭にまず思い浮かんだ言葉をとりあえず書き出すのです。そうすることで、その作業に脳が慣れ、少しずつ自分の本当の気持ちが見えてきます。

書き終えたと自分が思えた時、きっとすっきりとした感情を感じているでしょう。

その感覚は治癒への第一歩なのです。

 

 

最後まで読んでくださりありがとうございました!