今日のフクロウさん

コバヤシがほぼ毎日書くエッセイのようなもの

2018年10月7日(日)

おーい、そっちの世界はどうだよ!?

それなりに楽しいかい?

お父さんがいなくなってわかることもたくさんあったよ。

人生とは不思議なもんだね。

いなくたって、いるし、

いったって、いないんだよ。

息子の僕は、そんなに日常変わらんよ。

毎日学びがあるし、やりたいことだらけだよ。

でも、こうやって書いてみるとちょっと感傷的になるから不思議なもんだね。

今日はお父さんの骨を納めるよ。

これがなんなのか僕にはまだよくわからんけど、勉強してくよ。

晴れたなぁ。

                                    小林克
2018年10月8日(月)

寂しいは、愛されたいの裏側。
愛されたいは自分の価値を感じたいの裏側。
自分の価値を感じたいは
自分は価値がないという観念の裏側。ひとは自分の価値を感じたいのだ。
しかし、それは自分で感じるしかない。
なぜなら自分はあらかじめ価値があるから。
他人がどうこうしようとその価値は変わらないから。
自分を許すとは、何か抵抗している観念を手放すということ。
自分は価値がないと思ってないと、もっと価値がなくなると感じることが起こるという観念を手放そう。
そんなことは起こらない。
なぜなら価値は最初から自分の中にあるからだ。

 面白いと思うことをしてよいのだ。楽しいということをしてよいのだ。自分の気分を優先していいのだ。今を楽しんでいいのだ。未来を心配しなくていいのだ。きちっとしていなくていいのだ。だらだらしたっていいのだ。怖がったっていいのだ。それでいいのだ。

今日もご機嫌な一日を。

                                    小林克
2018年10月10日(火)

人生が変わる日

本当の望み

自分の本当の望みはなんなのか?

それに気づいた時、それは人生が変わる日。

誰でもない、自分でありたかった。

自分であっていいと許して欲しかった。

しかし、それを許さなかったのは、他でもない自分自身だった。

そうなのだ。

許可を求める心が、温もりを求め、関わりを求め、失望を作っていた。

恐怖を作っていた。

それを作っていたのは自分自身だったのだ。

自分とは何か?思いっきり自分であっていい。自分を表現する旅が始まる。

それは人生が変わる日。

                                    小林克
2018年10月11日(木)

新しい時代

いい時代に生きてるなって思う。

悪いニュースは絶えないけど、世界には二面性がある。

ネットを開けば情報の宝庫だ。

50年も前には、一握りしか知らなかったようなことも今はネットを開けばわんさかでてくる。

生き方に迷ってみんな生きてきた。

そんな生き方だって、やまほど本で解説され、

本質的な論議、頑張っている人の姿が見れる。

さらに時代はかわる。

もっと純粋で真に、心に、信に響く時代に。

きっと来年はそんな時だ。

全てが生まれ変わっていく。

いつだって豊かさは与えられている。

                                    小林克
2018年10月16日(火)

◆奇跡の人

「私は今の方が幸せだ。」

片麻痺をおいながら、今の生活状況をそういう人がいる。

元気だった時は、自分の時間なんてなかった。

今は好きなだけ、テレビで映画をみたり、植物を育てたりすることができる、と。

「僕はこれくらいですんでよかった。」

車椅子の生活なのにそう言う人がいる。

もしかしたら死んでいたかもしれなかった。

不安だらけのこれから、絶望的な障害者の就労状況にもかかわらず、

前向きに今をありがたむ人がいる。

自分が病気を発症したばかりなのに、

僕の手をさすり、僕のことを心配してくれる人がいる。

「大変だったね」と。

人は奇跡を宿している。

僕が現場で見てきたのは、そんな奇跡だった。

                                    小林克
2018年10月19日(金)

◆ぼくたちはもともと木だった。

光を吸い

雨を浴びてぼくたちは生きていた

息をしてそこに生きていた

時の流れの心地よさに身を委ね、

自然と種を結び

土に還っていった

ぼくたちはもともと木だった。

今を遊ぶためにぼくたちは生まれた。

肉体をつくり、食べて、飲んで、だれかと結ばれることで命をつなぐ

あえてそう自分を作って今に生まれた。

そんな自分を楽しむために

そこで生まれる葛藤を楽しむために。

葛藤し、乗り越えることでぼくたちは徐々に意識を拡張させた。

新たな夢を持ち、新たな葛藤を求め自分を拡張させ続ける。

そんな宇宙を構成するエネルギーとして生まれた。

葛藤と成長のエネルギーは宇宙を拡張させた。

宇宙そのものを動かす存在として。

命を楽しむ。

僕たちはもともと木だった。

                                    小林克